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セルフエスティーム

セルフエスティーム(Self-Esteem)とは、ありのままの自分を受け入れる気持ちです。「歌が上手」というような特定の能力に対する自信ではなく、「自分自身の存在をしっかりと認める感情」と説明するべきでしょう。

セルフエスティームは「自尊心」と置き換えられたり、直訳的に「自己評価」という言葉が使われることが多いようですが、社会的な価値観とは関係なく「自分の存在を肯定する感情」として、「自己肯定感」という語が最も適しています。「社会的なポジションに対する自分自身の評価」といった説明もありますが、これでは社会のさまざまな競争における「向上」や「上昇」に結びついてしまいます。自己啓発の基礎的なアイデアを無理に上昇志向に直結させようとして過度なプレッシャーを生み出してしまうと、逆にマイナスの結果につながりかねません。

例えば、人に裏切られたり事業に失敗したときには、社会的な価値の競争において自信を喪失するでしょう。しかしセルフエスティームがしっかりとしていれば時間の経過とともに、元来持っている人生を楽しむ気持ちと行動を再び一致させて自信を取り戻すことができます。文明の中でつくられた価値判断基準とは全く関係なく、自分そのものを肯定する感情、芯の部分にある気持ちがセルフエスティームです。

相対性理論で有名なアルバート・アインシュタイン博士の言葉に、次のようなものがあります。
  「Anyone who has never made a mistake has never tried anything new.」
  「失敗をしたことがないという人は、新しい試みをしたことがない人だ」
失敗をすれば自信を失います。恥をかいたり信用を失うこともあります。でも、自分の存在そのものが否定されることなどありません。だれにでも失敗はありますし、落ち込むことがあって当然です。そんなとき、心の芯にあるセルフエスティームと、もう少し表面に近いところにある自信(能力についての自己評価)を切り分けて考えたほうが良い結果につながるケースも多いはずです。

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