自己啓発って何?
「セルフマネジメント」「自己啓発」という言葉を、以前よりも目にするようになりました。でも、「しんどい練習が必要」とか「マインドコントロールされてしまうのでは…」といった不安を口にする人もいます。
たしかに、プログラムによっては危険性があると思います。それに、その人に合う合わないといった問題もあります。しかしきちんとデザインされたプログラムでは、多くの人が考えるほど重たい作業は必要ありません。つらい練習や苦しい訓練で自分を変えようとしたら人間のマインドは必ず反発してしまうのですから、そう感じた時点で何かが違います。プログラムそのものがおかしいか、教え方が間違っているか、そのどちらかでしょう。
MITでは、理論だけを紹介して終わるような無責任なことはしません。クライアントひとりひとりに合わせて進め方を工夫します。クライアントが企業の場合は、企業を構成する個人を見て進め方を考えます。そして必要な分だけ裏付けの理論を用意し、わかりやすく説明します。最終的な目標とする自立を、ゆったりと支えていくのがMITのこだわりです。人間のマインドは微妙なバランスで成り立っているのですから、この部分がとても大切だと考えているのです。
「自己啓発」「セルフマネジメント」といったものは本来、「自分の本当の望みを正しくつかみ、それをラクに実行していく」ための具体的な手法です。受講者の内面を無視して「使命感」などという言葉で煽るセミナーがあったら、要注意です。独学や、それに近いやり方で満足のいく結果を出す人もいますが、心を壊してしまうケースもあるようです。